一途に,一心に



おはようございます。



夕べ、夜中にふと起きてテレビをつけたら、

仕事の流儀プロフェッショナル、という番組がやってて、


ついつい見てしまいました。




神の手と呼ばれる、心臓外科の天野先生。


天皇陛下の手術を執刀した方でした。


日本でおそらく一番難しい心臓の手術を年間400件もこなす、


まさにプロフェッショナルです。


大きな手術が終わったあと、バナナを食べて、15分後には次の手術へ向かっています。






とにかく、目の前の命を救うこと、


ただ生きるだけでなく、出来る限り、


やりたいことができる状態にしてあげたいという思いで、仕事に向かっていて、


胸を打たれました。



決して、エリートではなかった彼の転機、それは父親の死でした。


自分が助手で入った、父親の手術直後、


取り替えた心臓の人口弁が逆流をおこし、


それが原因で亡くなります。




手のひらからこぼれ落ちる、大切な父親の死は、


それからの人生を大きく変えて行きます。



今では、心臓手術の成功率は98%



考えられないくらい高い生存率です。


一途、一心に。


バイパスに使うために取り出した血管を、


極めて細い糸で、丁寧に縫って行きます。


上半身に力が入らないよう、このときは爪先立ちです。


9時間に及ぶ大手術。


平日は病院に泊まり、常に緊急時に備えます。


驚いたのは、こんなに働きどおしなのに、とても若々しいんですよね。


疲れているはずなのに、


目が生き生きしているのが印象的でした。


重圧におしつぶされてしまってもおかしくない状況なのに、


とても軽やかなのは何故だろう。


自分が救った命が、また大きな鼓動とともに、明日へつながっていく、



可能な限り、患者さんを生かし続けたいという思いが、伝わってきて、



暖かい気持ちになりました。




私も、とにかく目の前に起こるすべてを受け入れて、


自分に与えられた役目を全うしよう。


一途に、一心に。




この先、おそらく臨床でナースとして働くことはないと思うけれど、


あの現場の緊迫した緊張感に時々包まれたいと思うことがあります。


なんだろう。


適度な緊張感の中に身をおくことで、見えてくるものがあるから、かな。


少し整理して、考えたいと思います。
[PR]
by sprout_green | 2012-09-07 10:18 | Comments(0)