ピアノ発表会
2012年 10月 22日先週日曜日に行われたピアノ発表会の様子です。
七ヶ浜国際村で行われました。
本来、昨年の3月27日に行われる予定だった娘のピアノ教室の発表会は、
あの大震災で中止となり、この会場は長い間避難所として使われていました。
生徒さんの中には、家が流され、発表会に着るドレスもピアノもすべて失った方も
いたそうです。
あれから、一年半。
先生が、こんなコメントをプログラムに書いていました。
『家やものを失っても、一度身に着けた技術は無くならない。。。
そのことを強く感じました。苦しいときも、ピアノは一生の友となっていくことと思います。』
きっと、今の娘にはあまりピンとこないかもしれない。
でも、いつかわかるときが来ることを祈っている。
ピアノは、ほんとうに素直な心が音にでてしまう。
音を聴いていると、その日の気分がわかる。
娘のピアノ生活も4年目になり、毎日練習するのがおっくうになるときもしばしば。
親である私のほうが、ピアノの魔法にかかり、『ママが習えばいいのに。』と、
云われるけれど、楽譜も読めなかった私が、娘の練習に付き合っているうちに
少しだけ弾けるようになった。
忙しい生活だからこそ、親子で音楽に救われていると思う。
たぶん、もともとバロック音楽が好きだったこともあり、
ピアノやチェンバロの音色は時々聴きたくなる。
バッハの『人の望みの喜びよ』は、私の癒し。
ステージに上がり、小さい子も、お姉さんも、ほんとうに皆、心を込めて弾いていて、
柔らかい雰囲気が会場を包み、感動して、何度も泣きそうになった。
娘も、難易度の高い曲を選んでしまい、臨時記号いっぱいの楽譜を前に、
どうやったら、こんな曲を弾けるのだろう。。。と、思っていた日が懐かしい。
今では、『花のワルツ』を作ったチャイコフスキーが大好きになった。
親子での連弾。脇汗^^;たくさんかきながら、なんとか終了。
アリエッティソングは、低音部がチェンバロ風で不思議な音色で気に入っている。
大きくなるまで、続けてほしいとおもうし、機会があればまた、2人で連弾したいとおもう。
とっても緊張するし、練習もしなくちゃならないけれど、
大人になってからの、ドキドキ感は結構貴重で大切だと思うのです。
お疲れさまでした☆
by sprout_green
| 2012-10-22 23:22
| *おけいこ(娘)