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ピアノ発表会


先週日曜日に行われたピアノ発表会の様子です。
七ヶ浜国際村で行われました。

本来、昨年の3月27日に行われる予定だった娘のピアノ教室の発表会は、
あの大震災で中止となり、この会場は長い間避難所として使われていました。
生徒さんの中には、家が流され、発表会に着るドレスもピアノもすべて失った方も
いたそうです。

あれから、一年半。
先生が、こんなコメントをプログラムに書いていました。
『家やものを失っても、一度身に着けた技術は無くならない。。。
そのことを強く感じました。苦しいときも、ピアノは一生の友となっていくことと思います。』


きっと、今の娘にはあまりピンとこないかもしれない。
でも、いつかわかるときが来ることを祈っている。


ピアノは、ほんとうに素直な心が音にでてしまう。
音を聴いていると、その日の気分がわかる。
娘のピアノ生活も4年目になり、毎日練習するのがおっくうになるときもしばしば。
親である私のほうが、ピアノの魔法にかかり、『ママが習えばいいのに。』と、
云われるけれど、楽譜も読めなかった私が、娘の練習に付き合っているうちに
少しだけ弾けるようになった。
忙しい生活だからこそ、親子で音楽に救われていると思う。



たぶん、もともとバロック音楽が好きだったこともあり、
ピアノやチェンバロの音色は時々聴きたくなる。
バッハの『人の望みの喜びよ』は、私の癒し。


ステージに上がり、小さい子も、お姉さんも、ほんとうに皆、心を込めて弾いていて、
柔らかい雰囲気が会場を包み、感動して、何度も泣きそうになった。
娘も、難易度の高い曲を選んでしまい、臨時記号いっぱいの楽譜を前に、
どうやったら、こんな曲を弾けるのだろう。。。と、思っていた日が懐かしい。
今では、『花のワルツ』を作ったチャイコフスキーが大好きになった。

親子での連弾。脇汗^^;たくさんかきながら、なんとか終了。
アリエッティソングは、低音部がチェンバロ風で不思議な音色で気に入っている。

大きくなるまで、続けてほしいとおもうし、機会があればまた、2人で連弾したいとおもう。
とっても緊張するし、練習もしなくちゃならないけれど、
大人になってからの、ドキドキ感は結構貴重で大切だと思うのです。

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お疲れさまでした☆
by sprout_green | 2012-10-22 23:22 | *おけいこ(娘)